Godfrey & Wing 社のシステム、ドイツでシリンダー・ヘッドのシールを実現

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このたび、ドイツを拠点とする自動車メーカーへのHVLVの導入が予定されています。シリンダー・ヘッドのシールを目的とする今回の導入は、2022年のスタートを目指しています。インライン生産およびすべての部品にシールを行うという要件での契約内容となっています。

 

2014年のリリース以来、HVLVは世界で最も多く使用されている含浸システムの一つとして広く知られています。HVLVは、部品をクリーンに保ちつつ、ポロシティ(穴孔)のシールを効率的に行うモジュラー・システムです。HVLVには、特許取得済のDVP(ドライ真空/圧力)含浸チャンバーを搭載しています。FTTFirst Time Through99%を超えた回収率で、ポロシティ(穴孔)のシールを行います。また、システムの洗浄ステーションでは、部品の適切な洗浄が行われ、部品のコンタミネーションも発生しません。HVLVのフットプリント(設置面積)は96 平方フィートと非常に小さいため生産ラインに組み込むことが可能で、連続的な部品の流れを実現します。

 

 

このHVLVには、専用フィクスチャーとロボットによる部品操作が搭載されることになっています。フィクスチャーの搭載によって、部品の損傷やコンタミネーションのリスクが削除されます。また、ロボットによる自動化で、サイクル時間の短縮、再現性のあるプロセス、作業者の誤操作リスクの削減が見込まれます。HVLVの導入により、機械加工、バリ取り、洗浄、リーク・テストの工程を生産ラインに統合します。T完全自動化を実現することで、生産量および品質の仕様に対応することができるのです。

 

GW社のヨーロッパ地域担当マネージング・ディレクター、Ralf Versmold氏は、次のように述べています。「我々が誇る真空含浸に関する幅広い知識や進化し続けるイノベーションを、この自動車メーカーに提供することができました。GW社の実証済みの技術やパフォーマンスをベースに、このメーカーに最適なソリューションの提案を行いました」